OeBB 1016 047-1 "Wiener Stadtische"制作記

◆制作のきっかけ
OeBB 1116 200-5 "Semmering"ですが、実車が2007年3月に"Semmering"塗装から
"RAILJET"塗装に変更になったので、Nゲージでも再現してみようと準備を進めていました。
実際に作業を始めてみると、「塗り分け(マスキング)が難しそう」「車体基本色がメタリックなの
かソリッドなのかが判らない」等問題も多く制作を断念しました。
ボディの塗装剥離を実施してしまっていたので、このまま中止してしまうわけにもいかず、どの
仕様に塗り替えるか再検討。
いくつか候補があったのですが、1016 047-1 "Wiener Stadtische"に決定しました。
グラデーション塗装、デカール作成など得意分野が活かせるカラーリングというのが決め手に
なりました。

実車は2006年11月に登場したそうです。

◆ベース車輌

MINI TRIX 品番 12771 ES64 U2-015
2004年度仕様(動力は片側(1エンド側)のみで、ライトは無し)
本当は、2005年仕様(両台車駆動、ライト付き)を利用したかったのですが、とりあえず手持ち
のTAURUSで出番が少ないコレを種車に使うことにしました。

◆分解
屋根機器(碍子)の取り外しに要注意です。(接着ではなく圧入されているのですが、かなりき
つめです。)側面ガラスの取り外しも要注意です。

◆塗装剥離
今回も"IPA"ガソリンタンクの水抜き剤を使いました。
密閉できる容器にボディーを入れ、ボディに浸るまでIPAを入れます。かなりキツイ臭いなので
換気は、充分に行いましょう。
今回は、気温も高めだったからなのか、1週間で剥離完了でした。

その後、中性洗剤での洗浄を行い自然乾燥を行いました。



◆塗装
使った塗料
ベースホワイト1000:下地用
GSIクレオスMr.COLOR 2 ブラック
GSIクレオスMr.COLOR 40 ジャーマングレー
GSIクレオスMr.COLOR 69 グランプリホワイト
GSIクレオスMr.COLOR 79 シャインレッド
GSIクレオスMr.COLOR 100 マルーン
GM鉄道カラー#9 ねずみ色1号
GM鉄道カラー#35 ダークグレー
GM鉄道カラー#37 白3号

全てエアブラシによる塗装です。

@ ベースホワイト1000にて下地処理を行ないます。
A 車体基本色を塗装。69 グランプリホワイト + 白3号(比率は7:3程度)。グランプリホワ
イトのみだとグレーが強すぎる感じがします。
B前面を79 シャインレッドで塗装。続いて前面下半分を100 マルーンでグラデーション塗
装。さらに下部を100 マルーン + 2 ブラックでグラデーション塗装。
C屋根をねずみ色1号で塗装
D車体裾等をジャーマングレー + ダークグレーにて塗装。


◆デカール作成/貼付
実車写真を編集し、MDプリンターで印刷。
マークセッター(デカール用接着剤)とマークソフターを併用します。

デカール貼付後手摺等をペイントマーカーで塗ります。

◆完成






屋根のルーバーは、塗装ではなくシルバーのデカールを切り出して貼付。




グラーデーション塗装。
下部はもう少し濃くしたほうがよかったかも・・・。

◆おまけ




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