ドイツ旅行記
Herzlich willkommen
   

◆お断わり◆
画像が多く重たいため、ページが表示されるまで、
時間がかかっています。ご迷惑おかけします。
顔のモザイク(ボカシ)についてですが、
賛否両論、たくさんのご意見をメールでいただきました。
ありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。
再度検討しましたが、諸事情により、今回は、このまま(ボカシ有り)続行いたします。
何卒、ご理解いただきたく存じます。
以後の作品については、お寄せいただいたご意見を参考にするとともに、
当問題(顔のボカシ)を留意して作成いたしますので、
どうか、ご容赦ください。


こんにちは、「ガレージ・ちんさん」です。
2004年7月16日(金)〜20日(火)のたったの3泊5日でしたが、ドイツに行ってきました。
団体ツアーではなく、完全な個人旅行です。
言葉の問題とか色々と不安もありましたが、なんとか無事に行ってこれました。
列車の写真がほとんどになってしまっていますが、旅行記を作成しましたので、
是非、ご覧になってください。
旅行の雰囲気だけでも伝われば作者として光栄です。
たまに、観光写真も出てきますので、お楽しみに。
 

◆序章 きっかけ&準備◆
少々(かなり)長くなりますが・・・。
きっかけになった出来事は、2002の欧州出張。
仕事が忙しかったのも事実ですが、連れて行ってもらえる、ラッキー!
って思うだけで、語学とか、習慣とか何も予習せずに行ったのです。
現地では、何をしていいのかわからず、右往左往。上司の後を
付いて歩くのが精一杯でした。上司の指導のおかげで後半は何とか
一人で買い物するくらいはできるようになりました。何もできないことが
すごく悔しいし、情けなかった・・・。
このことがきっかけでドイツ語の勉強を始めました。
まだ、ほとんど喋れませんが・・・。

それまで、アメリカの鉄道に興味を持っていたのですが、
実際にSBB(スイス国鉄)やDB(ドイツ鉄道)に見て、乗ってからすっかり
欧州鉄道の魅力にどっぷりとハマってしまいました。

NゲージもいつのまにかDB、SBB、OeBBを集めるようになっていました。

2003年の夏休みは、冷夏&雨で退屈な日々を過ごしました。
ヒマなので本屋にでも行ってみよう!
たまたま目に入ったドイツの旅行ガイドブックを見たのです。
「来年行ってみようかな・・・。」
そんな軽いノリでそのガイドブックを買って帰りました。
ミュンヘンならば、出張で行っているからなんとかなりそう。
このとき既に今回のスケジュールの基礎ができあがったのでした。

年が明けて2004年、インターネットや雑誌でミュンヘン旅行のことを
調査しまくりました。旅行会社とかにも問い合わせしました。
3月下旬から、旅行会社を数件あたり、色々相談進めてきたのですが、
イマイチ、パッとしない状態でした。

4月に相談に行った旅行会社は海外鉄道旅行専門会社の
 「コンコルドツアー」さんです。
実際に行って、会って話をして、自分の希望プランに対して、
的確なアドバイスをしてくれたので、
この旅行会社でお世話になることにしました。
まぁ、私の旅の主な目的がDB等の撮影をはじめ「鉄」なわけですから、
「鉄」専門旅行会社を利用するのが妥当なのは言うまでもありません。


さてさて、私は「究極の雨男」なんです。(同僚からはそう言われています。)
ドイツで一番雨の多い時期が7月と知ったのは、旅行の申し込み後。
インターネットでミュンヘン地方の週間天気予報を見つけました。
10日先くらいまでの予報が出ています。
毎日チェックしました。当初は旅行期間中ずーっと の予報。
しかし、日に日に、 → に予報は良くなってきましたが、
私には予報を覆す前例があるので心配です。

ドイツの鉄道情報を扱うサイトRailwas in Germany
得た情報を元にスケジュールを修正していきました。
旅行前々日まで時刻表とにらめっこが続きました。
おかげで、少々欲張りなスケジュールが完成しました。

大変お待たせしました。では、旅行記本編に行きましょう。


◆一日目 7月16日(金)◆

自宅からの最寄り駅には徒歩で行きました。
なんと、雨が降り出しました。
先述のように「究極の雨男」ですので、先が思いやられます。
結果としては、この雨で勘弁してもらえました。

日暮里8:14発の京成スカイライナー9号に乗車。
定刻通り、9:10に空港第2ビル駅に到着。

ABCスカイパートナーのカウンターでスーツケースを受け取り、
ルフトハンザのチェックインカウンターに・・・。
チェックイン後、両替等済ませ、空港内をブラブラ。
 
後ろにいるルフトハンザ機が私の乗る予定のLH715便かと思ったら違ったようです。

出国手続きもスムーズに済み、出発ロビーに・・・。

ほぼ予定の時刻に離陸。
この日は気流が悪くミュンヘンまで揺れが多く、ベルト着用サインの表示が多発しました。
 
日本海上空

 
機内で飲んだビールです。
「WARSTEINER(バルシュタイナー)」
確か、なんとか泉の天然水で造られているビールだったと思います。
非常に飲みやすいビールです。
日本人客室乗務員はたったの2名。あとは、当然ですがドイツ人。
積極的にドイツ語を使ってみました。

 
余談ですが、LH715便で使われている
エアバス340-300機のシートは、レカロ社製。(車好きの影響チラホラ)


定刻より、20分早くミュンヘン空港に到着しました。
 

日本人の乗客は皆団体ツアー客のようでした。
入国審査の係官は非常に陽気な人でした。
「オーコンニチハ」(日本語でした。その後はドイツ語でした。)
常にニコニコ顔で安心しました。
スーツケースを取り、S−Bahn(近郊電車)の
ホームに向かう途中のこと・・・、
警官(2人)に呼び止められました。
「中国人か?」
「いいえ、日本人です。」
「パスポート見せろ」
「荷物も見せろ、スーツケースもだ」
「観光?何日滞在するの?」
「はい観光です。4日間滞在します。」
以上一応ドイツ語(一部英語)でのやり取りでした。
今回の旅行の唯一のトラブルといったところでしょうか・・・。
(後で知ったのですが、ニセ警官だったのでは?とのことです。)

 
空港内の広場

DBの窓口でジャーマンレイルパスのヴァリデート(切符の使用開始手続き)を済ませ、
S−Bahn(S8)でミュンヘン中央駅に行きました。
利用するホテルは駅前の「エデンホテル」。
黄色い建物と聞いていたのですが、黄色い建物が無い!!
キョロキョロ見回すと、赤茶色の建物に「エデンホテル」の看板がありました。
なんと、塗り替えしたようです。
 

チェックインを済ませ、カメラの準備をして駅構内に向かいました。

な、なんと、DBの名機103型電気機関車が入線してくるではないですか!
   
   
 
 
しばらく、写真も撮らずに見とれてしまいました。
その後撮りまくったのはいうまでもありません。
 

この写真は駅員さんに撮ってもらったのですが、
何度も撮りなおしてもらったのです。
駅員さんは気を利かせたつもりなのですが、
ズームさせて私をアップに撮ってしまったり、
機関車が半欠けだったりで・・・。
このショットもイマイチ気にいりませんが仕方ありません。

かなり廃車が進んでいて、数が少なくなっているのは知っていたので、
今回の旅行で見ることは無理と思っていたのでラッキーでした。

 
単機回送で車庫に向かう103-245。
隣駅のHacker bruecke(ハッカー橋)駅にて撮影。
 

423系電車。(S-Bahnで使われている電車です。)

再び、Munchen Hbf(ミュンヘン中央駅)に戻り、写真を撮りました。
    
    
シルバーリンゲだったら面白い写真撮れたのでしょう・・・。

ホームの途中に隣のホームに移動するための
階段とか通路があるわけではないので、隣のホームに行くために
一旦ホーム端まで戻り、隣ホーム端まで歩くといった状態です。
そんな訳で、駅撮りするだけなのに、数キロも歩いてしまいました。
思ったよりも写真は撮れません。
ちょっとヘロヘロ気味。

この日の夕食は売店で買った、サラミサンドとスモークサーモンサンド、缶ビール。
部屋に戻って食べました。
食べ終わってから写真撮り忘れたことに気付いたのでした。



◆二日目 7月17日(土)◆
ミュンヘンには、BMW本社、博物館があります。
BMWユーザーとしては、絶対に行ってみたい場所です。
しかし、博物館の改装工事で2004年6月〜2007年まで休館なんだそうです。
このことを知ったのは、7月に入ってからです。
隣のオリンピック公園で仮営業しているとのことでしたが、
残念ながら、見る時間を作ることはできませんでした。
この日の朝、とりあえず本社ビル前まで行ってみました。
S-BahnとU-Bahnを利用しました。
 

↑U-Bahn (U3)
ヘッドライトは白色LEDを採用しているようでした。

  
  通称「4気筒エンジン」と呼ばれている本社ビル。
   
2007年新装オープンってことは、2007年にもう一度ミュンヘンに行ってこいってこと?
カップ状の建物が博物館です。

この日のメインは、ICEに乗ってNurunberg(ニュルンベルク)のDB博物館に行くことなので、
Munchen Hbfに戻りました。
乗車するICEが入線してくるまで1時間以上ありましたので、
構内を撮影して歩きました。
 
荷物運搬車の運転席ではしゃいでいる子供です。
どこの国も男の子は乗り物が好きなんですね。
ちょっとピント悪いですが、カメラ目線です・・・。

 
FSの客車をOeBBの機関車が牽引してやってきました。(写真右↑)
大都市のHbfならではの光景なんでしょうね。
 
OeBBの1144と1116の重連。

 
乗車するICEが入線してきました。
振り子式のICE-T(411系)です。前面展望が可能です。
旅行前に調べた情報では、Nurunberg寄り先頭車が1等。
ずっとそう思っていましたが、駅の編成表で
Nurunberg寄り先頭車が2等車ということを知り、
早めにホーム先端に行って待っていました。
おかげで、最前列の席を確保できました。

列車名(番号)ICE1518、行き先はハンブルク。
ミュンヘンを10:48に出発して、ライプチヒやベルリンを経由して
ハンブルクに着くのは20:21。約10時間の長旅です。

  
偏光フィルターを持ってくるの忘れてしまった!↑
 
前面展望の様子。(露出がイマイチですね・・・。)

定刻通りに出発。
最初の停車駅は約7km先のMunchen-Pasing(ミュンヘンパージング)、
各方面に向かう路線と併走したり、車庫があったりで賑やかです。
    
窓越しに撮影。(窓はあかないのでカメラを窓につけるような感じで撮影。)
420系電車が留置されていました。落書きも多いですね。
 

Munchen-Pasingでお婆さんが乗ってきました。
話によると、ミュンヘンにいる孫のところに遊びにきていて、
ベルリンに帰るところだそうです。
飛行機は高いし(価格)、怖いから、時間かかるけど、
いつも列車を利用しているんだそうです。
 
このお婆さんの名前はCAROLA(カローラ)さん。
この写真は隣の席にいた男性に撮ってもらいました。
このお婆さんのおかげで、ドイツ語のコツのようなもの得ることができました。
   
古本屋で見つけたドイツ語の本。100円。
日本語→ドイツ語の本、話たい内容を探し、
そこに書かれているドイツ語で話しをするという本です。
CAROLAお婆さんとこの本を使ってあれこれ話しをしました。


さてさて、振り子式の列車に乗るのは始めてです。しかも展望席最前列で。
アウクスブルクを過ぎると曲線区間が続きました。
車体が傾くのがよくわかりました。
 
振り子と関係ないけど、車窓からの風景です。

 
前面展望を楽しみにやってきた子供。
この子供かなりの「鉄」でした。すれ違う機関車や列車の形式等言っていました。
そうそう、運転台には灰皿が装備されていて、運転中も喫煙していました。
車内販売のお姉さんが運転室内に入って行き、コーヒーの準備していきました。
日本じゃ許されないことでしょうね。
あっという間にニュルンベルクに到着(12:26)
 

ニュルンベルク12:33発なのでちょっと乗ってきた車両を撮影。
 
 
一列車に乗務員が6〜10名程度乗っていました。
一番小柄で可愛かったので写真撮らせてもらいました。
名前も聞いたのですが、難しい発音で聞き取れませんでした。
チョット照れくさそうな笑顔がカワイイですね。

   

DB博物館に到着。
入場券を買う時にジャーマンレイルパスを見せると
割引になると聞いていたので、提示しました。
 
これが↑ジャーマンレイルパス。
あることがきっかけで、
「おー、ヴンダバー!ただでいいよ。」
入場無料になりました。
つっかえつっかえだけど、一応ドイツ語で会話。
ちょっとラッキーでした。

入ってすぐの機関車などが展示してある部屋が、
12月まで改装工事中ということで、見ることができませんでした。
そんなショックもあり、館内では殆んど写真も撮らずにブラブラ・・・。
売店に行ってみました。
なんだかんだ売店で1時間くらい物色していました。

本館から数十メートル離れた別館に行ってみました。
こちらは、DBと線路がつながっています。
保存車両を出し入れするためでしょうねきっと。
  
  
   
先述の改装工事のため本館からこちらの建物に引越ししてきた機関車もありました。
雑誌にもその時の模様が掲載されていました。

 
VT602 ガスタービン車
職員さんに頼んで撮ってもらいました。
私個人としては、VT18のほうがスマートで好きです。
なぜか、本館の写真を撮り忘れてしまいました。(残念)

その後、ニュルンベルク駅構内で遅い昼食を済ませ、街の中に・・・。
  
 
   
    
聖ローレンツ教会

 
結婚式が行なわれていました。
 
缶をつけた車なんて始めて見ました。
本当にやるんですね。
カイザーブルク城まで行ってみたかったのですが、
ミュンヘンに帰る時間も迫っていたので、駅に向かいました。
「鉄」し過ぎですね。次回は、もう少し観光するようなスケジュールにしようと思います。

 
ニュルンベルクHbf

    
     
    
    
    

ミュンヘンに戻るのに利用する列車はICEではなく、
客車によるICを利用予定でした。
(ニュルンベルク17:19発ミュンヘン19:37着のIC2966を利用予定でいました。)
1等(1両)2等(5両)全てコンパートメント。120が牽引。

しかし、後発のICE1519(ニュルンベルク17:29発ミュンヘン19:09着)が
15分遅れでニュルンベルクに到着するとアナウンスがあり、
乗車予定だったIC2966が定刻通り発車してしまうと、
ICEに追い抜かれる駅などの関係で出発できないという理由で、
後発のICE発車後に出発が決定したため、帰りもICEを利用しました。
(この遅れの件は聞き取れた単語からの推測です。)
帰りも車両はICE-T。
結局13分遅れで到着・発車しました。
車内もかなり混んでいました。

席を探しついでに食堂車に行ってビールを飲みました。
日本でいうところの樽生方式で販売されていました。
なので銘柄はなんだったのか、わかりません。
 
飲みかけの状態で撮影。価格は1ユーロ80。
あいている席もなんとか見つけることができました。
座った席から、FIS画面を見ることができました。
それによると210km/hまで出していたようです。
制限速度オーバー?それとも、本日の最高速?
(FIS画面には、行き先、停車駅情報、スピード等が表示されています。)
ちなみに乗車したのはM車でした。
車両内でのモーター音は静かですね。

ミュンヘンには、定刻から8分遅れ着となりました。
 

一旦、ホテルに戻り、機材の整理をして夕食を食べに行くことにしました。
でもまだ明るいので、ミュンヘン東駅(Ost Bahnhof)に行ってみました。
では、そこで撮った車両たちをどうぞ・・・。
    

    
 

DB ICN(インターシティーナハトツーク )ハンブルクアルトナ行きです。
タルゴタイプの車両で、寝台車です。
この後ろに連結する車載貨車の準備もしていたようです。
乗客の車も一緒に運んでしまいます。

 
S-Bahnに乗って、新市庁舎などがあるマリエンプラッツ駅に行きました。
こんなに明るいけど、20:00を過ぎています。

この日、利用したレストランは「Zum Spackmeier(ツム・シュペックマイヤー)」
 
(この写真は3日目に撮影したもの、夕立があり、客は店内に・・・。)

ご覧のように、外でも食事が可能です。
一番陽気な人達が近くに居る席に座りました。
店員さんに日本語のメニューあるか尋ねたところ無いとのことなので、
日替わりメニューかオススメメニューは何と尋ねたところ、
知っている料理だったので、オーダーしました。
ビールはヴァイスビーアをオーダー。
 
ほのかな酸味とフルーティーな味わいが気に入りました。
(銀河高原ビールはこのタイプに属します。)
炭酸は、やや強めです。
隣の人達が、「君は日本人?きょうは一人?一緒に乾杯しようよ!」
(もちろんドイツ語ですよ。)
と声かけてくれました。
 

Prost!(プロースト!)
隣のテーブルの人が撮ってくれました。
声かけてくれた人の写真を何故撮らなかったのか後悔。
話に夢中になっちゃたせいですね。
しばらくすると、料理が出てきました。
 
Huhnerfrikasse(ヒューナァフリカッセ)
鶏肉のホワイトソース煮です。
この店のは、鶏肉の他にキノコも一緒に煮込んでありました。
付け合せは、ポテトフライとブロッコリー。
味はなんとなくイメージしていただけると思います。
ビールのおかわりをしました。
この店オリジナルのピルス。
 
さっぱり&キレがありこれまた最高!
今度は日本語の「乾杯」を教えてあげて、皆で「乾杯!」
 
連れてきていた子供が飽きてしまったようで、ベビーカーで遊び始めました。

二日目は以上です。




◆三日目 7月18日(日)◆
この日の予定はケンプテンと、ウルムに行きます。

8:19発のリンダウ行きの快速列車(RE21204)を利用します。
列車の時間まで一時間半近くあったので、この日も駅構内での撮影からスタートです。
 
駅前とミュンヘン空港を結んでいるバス。
 

「イェ〜イ!」ポーズを取ってきたので撮ってあげました。

 

ICE-3
この運転手さんに頼んで撮ってもらいました。
この運転手さんは写真撮るの上手い!
(正面のDBマークが無いICE-3がかなりありました。)

 
RB(各駅停車)が入線してきました。
111はパンタを下げています。101が押してきました。
着くなり、作業員風の人たちが111の中に・・・。
しばらくして、運転手らしき人に、×のサインしていました。
ということは、111が故障して101が助っ人だったということなんでしょうね。
101によるRBも珍しいのでしょうね・・・。


 
RE21204が入線してきました。
2002年にケンプテンに行った時も同じ列車でしたが、
制御客車は連結されていませんでした。
 
車内の様子。
牽引機は218。

 
途中駅での様子。
 

ケンプテン到着まであと10分。
この写真では、よくわかりませんが、中央に風力発電の風車が2本立っています。

 
ケンプテン到着。
この日、この駅に居た日本人は、私一人。

駅の売店があったのですが、取り壊されていて、昼食、飲物とか買えませんでした。

では、駅で撮影した写真をどうぞ。
    
 
IC2084

 
チューリッヒ発、ミュンヘン行きのEC191。
ケンプテンは通過。

 




 

 



 

 



この列車もチューリッヒ発、ミュンヘン行きのEC。
EC193、この列車は、ケンプテンに停車しました。

Ulm(ウルム)行きのRE21466(Lindau始発)に乗車。ケンプテンを定刻通り、12:58に出発。
ウルムまで1時間のローカル線の旅がスタート。
Neu Ulm(新ウルム)駅を過ぎた頃、停止信号で5分少々停止、
ICEの先行、ICの交換待ちがありました。
窓を開けて撮影しました。
 
   出発!
しばらくすると、ドナウ川の鉄橋を渡りました。
 
鉄橋の上で再び停止信号による停止。
ウルム大聖堂です。
川原では、お祭りで盛り上がっていました。
結局なんのお祭りだったのか判らないまま・・・。
窓越しに撮影場所までの道を見ることができて一安心。
駅を出て、ひたすら線路沿いに歩きます。
駅を出て、地図を見ながら線路沿いに歩き始めたところ、
サイクリング中の女性が、「何処にいくの?大聖堂なら逆だよ」
と話かけてきましたので、地図に行きたい場所を印つけておいたので、
「ここに行きたいんだけど。」
「え、歩きで?遠いよ、ここを真っ直ぐ行って、右ね」
「どれくらい距離あるの?」
「1キロくらい」
ここも一応ドイツ語です・・・。
非常に親切な方でした。(でも1キロってそんなに遠くないと思うけど・・・。)


 
   ごらんのような写真を沢山とりました。
ウルムに午前中から来ていれば、大聖堂を見学することができたかもしれません。
次回は必ず、見学しようと思います。

ミュンヘンに戻る時刻も迫ってきましたので、駅に向けて移動を開始しました。
鉄橋の脇には人が渡れる橋も併設されているということなので、行ってみることにしました。

な女性を発見!
 
肩に注目↓
 
なぜ「変」なのでしょうか?
「恋」にしたかったのかな・・・。
とにかく謎です。

鉄橋に着いたのですが、お祭りのギャラリーになっていて、渡れませんでした。
警官も交通整理にやってきていますが、どうすることもできず、
ただ、別の橋に迂回するように指示するのが精一杯のようでした。
なので、結局なんのお祭りなのかわかりませんでした。
  

   こんな感じです。
ものすごく盛り上がっていましたよ。
お祭りが見られないので、列車の撮影。
(祭りが見れたとしても「鉄」していたに違いないだろう。)
 

 


     時間も迫ってきましたので、駅に向かいました。


駅前はこんな感じです。
 

駅で撮影した写真です。どうぞ・・・。
 

 

 

  続いてICE-3です。



 カッコいいですネ。

ウルムからミュンヘンに帰るのに利用した列車は、ICE519。
 

ICE-3による運転です。
 
この列車も大変混んでいて、席を探すのが大変でしたので、
二日目同様に食堂車に行ってまずは、ビールをのんで一休み。
席は、確保できましたが、結局最後尾から2両目の車両。
この車両も正面のDBマーク無しでした。

 
Munchen-Pasingを出て間もなくMunchen Hbfまであと少しというところで、
ディーゼルで振り子式のICE、ICE-TDが留置されていました。
この車両は、非電化区間のスピードアップを目的に造られました。
しかし、振り子装置に欠陥があり、故障や列車の遅れが多発。
結局昨年(2003年)暮れのダイヤ改正時に運用から外されてしまいました。
このまま廃車されてしまうのでしょうか・・・。


ミュンヘンには18:25定刻着。
    
到着直後の様子。
  

 
乗務員さん達に声をかけて写真撮らせてもらいました。
この5名は後ろ8両に乗務していました。
DBの職員さんは皆良い人ばかりでした。
写真を撮ってもらうために声をかけると、
笑顔で「もちろんさ!」「OK!喜んで!」と引き受けてくれました。

雷がゴロゴロ鳴り始めました。
一旦ホテルに戻ったら、とうとう雨が降り出しました。
しかし、雲の流れは速く、所々で青空も覗いていました。
傘を持って、再び出かけました。
2日目同様にS-Bahnに乗って、新市庁舎などがあるマリエンプラッツ駅に行きました。

雨は、まだやみそうにありません。
雨宿りを兼ねて、少し早いけど夕食を食べに行きました。
2日目の店から徒歩5分くらいのところにあるHackerhaus(ハッカーハウス)に行ってみました。
地図を見ながら行ったのですが、よく分かりません。
多分この店だろと思い、店の前に居た店員さんらしき人に
「ここは、Hackerhaus(ハッカーハウス)?」と聞いてみたところ、
「ハイそうですよ。あなた日本人?雨の中地図見てワザワザ来てくれたの?」
みたいなこと言いながら席に案内してくれました。
 

この店には日本語のメニューがありました。
ビールはお気に入りのヴァイスビーア。
 

料理はミュンヘンの郷土料理である、
Schweinesbraten in Dunkelbiersosse
豚肉の塊をこんがり焼いて黒ビールで煮込む料理です。
店(家)によって若干作り方が違うそうです。
価格は15ユーロくらい。
ミュンヘンのレストランで扱っていなかったり高価だったりするレストランは
行かないほうがいいのだとか・・・。
大量に作り置く料理なので、出てくるまで5分少々。
 
食べ応え十分。満腹です。
豚肉が苦手な人にはチョットムリでしょうか。
皮や骨もついた状態。
味の説明は難しいです。
日本の角煮よりかは固いです。皮や脂身はやや甘い感じ。
黒ビールソースは思ったほど酸っぱくなくやや甘めでしょうか。
ジャガイモだんごも美味しいかった。
ザワークラフトがどっさり別の皿で出てきました。
酢の物は好きですが、どうもザワークラフトは苦手です。
この料理で満腹になってしまったため、ビールのおかわりはなし。

店を出たら、雨はやんでいました。
新市庁舎前の広場では、旅芸人たちのショーがあちらこちらで行なわれていました。
なかでも一番盛り上がっていたのは、フラメンコ。
その模様をどうぞ。
    
    

ようやく観光らしい写真になってきました。 

 
   左は新市庁舎、右は聖ペーター教会
    
  
   
 

 
ミュンヘンのシンボルと言われている「タマネギ」ことフラウエン教会。

同じカメラ(Canon EOS3)を持って歩いていたドイツ人のおっちゃんに
「同じカメラじゃん!撮ってやるよ!」と話かけられ撮ってもらった写真です。
      



 
三脚も持っていきましたので夜景にチャレンジしてみました。
そろそろホテルに戻って、帰りの荷造りしなければ・・・。

でも、駅で少しだけ撮影。
 
 
 
   

ホテルに戻り、シャワーを浴び、帰国のための荷造りをしていたら
午前1時になってしまいました。
また、雷が鳴り出し、朝まで雨でした。

ところで、ホテルですが、部屋はこんな感じです。
       
とてもキレイで落ち着いた部屋でした。

朝食はバイキング形式。
何を食べようか迷ってしまいます。
パンが美味しいと聞いていましたので、毎日種類をかえて食べてみました。


◆最終目 7月19日(月)◆
あっという間に最終日。
未明から振り出した雨は、小振りになったけどまだ降り続いています。
この日の撮影は、デジカメのみです。
朝食を済ませ、絵葉書を投函するために郵便局に行ってみました。
日本までは空港便で1ユーロ。
 

雨があがったので、ちょっとマリエン広場周辺を散策。
   
国立歌劇場。

マリエンプラッツ周辺のトラムの様子。
    
     
   

時間は、まだ(もう?)9時、トラムに乗ってドイツ博物館に行ってみようか迷いましたが、
11時半にはホテルをチェックアウトして空港に向かいたかったので、博物館見学をやめ、
Munchen Hbfで列車の写真を撮ることにしました。
 
   ナポリからやってきた寝台列車。

 
 

  
私の好きな機関車OBB 1116 "TAURUS"
カッコイイ!
この機関車も京急2100系同様に、ドレミファ・インバーターだったんですね。
起動時に「ドレミファソラシド〜」かなり低音。

    
ALEXで使用されているER20。これもカッコイイですね。
エンジン音はかなり静かでした。
dispolokの黄色とシルバーのカラーリングも気に入りました。

 
駅で散歩中の犬。
   

 ICE-1 ICE-T ICE-3
帰国後FLEISCHMANN社製NゲージのICE-Tを7両フル編成で買っちゃいました。
(財布ピンチ!)


   
左の写真は南口の停留所。右の写真はホテルの前で撮影。

なんだかんだで、10:30。
部屋に戻って、荷物の最終確認。

11:20ちょっと早いけど、チェックアウト。
ホテルの方達と写真撮りたかったのですが、皆忙しそうでしたし、
私も沢山の荷物だったので、残念ですがあきらめました。

S-Bahn (S8)空港行きに乗車。
空港駅には12:30頃到着。

 
ミュンヘンに着いた時も撮ったけど、もう一枚。

国際線はターミナル2。
チェックインカウンターはどこかな?なんてキョロキョロしながら歩いていたら、
ルフトハンザの職員(若い女性)さんが連れて行ってくれました。
すごくキレイな人でした。

チェックインカウンターでのこと、
前に並んでいた日本人女性(20代)2人組が、
旅の思い出話で異常に盛り上がっていました。
っていうか、うるさい!
彼女達の番がやってきました。係りの人に挨拶もせず、まだ騒いでいる。
パスポートと航空券を投げ出すような感じで渡したように見えました。
なんか、係りの人と言い合いが始まりました。
しばらくすると、日本語を話せる職員が登場。
「たった5キロオーバーなのに・・・」と言いながら別室に行きました。
おとなしくしていれば、5キロオーバーでもOKだったのではないでしょうか・・・。
私の番です。「グリュース・ゴット」南部(だったかな?)の挨拶を言ってみた。
係りの人もすごくキレイで笑顔が可愛い。
さっきまで言い合いしていた顔とはまるで別人。
私の荷物は21キロでした。
「Kein Problem!」とウインク付きで言ってくれました。
やはり、笑顔、マナー、挨拶、とても大事なことなんですね。

続いてセキュリティーチェック。
「カメラはフィルムが入っていなければ蓋開けて見せてください。」
と言っていました。レンズキャップも外して、中をよーく見ていましたよ。
成田では、「あっ、カメラですね。」とたった一言だったので、
ちょっとビックリしたと同時に、なるほど!って感心しました。

そして、出国手続き。こちらも問題なく通過。

免税店をブラブラ。
ちょっと調子に乗って、キレイな店員さんにドイツ語で
「リースリングワイン探しているですけど、オススメ何かありますか?」
と声かけてみました。
「はい、ありますよ。もちろんドイツの辛口タイプでいいですよね?」
「私のオススメはこれ。」と色々説明してくれましたので、これを買うことにしました。
レジまで案内してくれたのですが、その時に
「ところで、あなたとても綺麗ですね」と言ってみました。(調子乗りすぎ!)
「まぁ〜ありがとうございます。お荷物お持ちしますわ」みたいなこと言って
私の荷物全部持ってくれちゃいました。
オマケにレジも混んでいたのですが、「こちらのお客様を先にお願いします。」
と言ってくれました。
既に並んでいる客は「オイ!なんでだよ!」ってな感じでした。

出発ロビーに続々と乗客が集まってきました。
日本人のほとんどが、っていうか私以外は皆団体ツアー客。
ツアーで一緒だった人達はすっかり意気投合している様子。
まぁ、これはこれで楽しいだろうけど・・・。
私はたった一人での旅。一人旅ならではの貴重な体験を沢山しました。

    
帰りの飛行機で隣に座った方はドイツ人男性。
日本から持っていったモータースポーツ雑誌を読んでいたところ、
話かけてきました。「ボクもモータースポーツ大好き!後で見せて」
彼が持っていた車の雑誌を見せてもらいました。
例の日本語→ドイツ語の本がここでも大活躍でした。
来年はNOVAとかにドイツ語習いに行こうかなって真剣に考えています。
わずかなドイツ語でこれだけ楽しめたのだから、
もっと話せればもっと楽しいに違いありません。

成田には30分くらい早く到着しました。
入国手続き、税関もスムーズ。
ABCスカイパートナーのカウンターにスーツケースを預け、
成田EXP池袋行きに乗車。

無事帰宅。

今回は、トラブルがなかったので助かりました。
しかし、最後の最後にチョットしたトラブル発生。
ABCスカイパートナーがやってくれました。
成田で関東は今日着となっていました。
係りの人も「夕方から遅くても8時半頃までには・・・」
9時近くになっても来ない!
伝票番号を運送会社のHPで照会したところ。
4時チョイすぎに近所の営業所に着いたとなっているので、
運送会社に電話したところ。「本日の配達は終了しました。」
とのことなので、
「ABCのカウンターで今日着で指定したし、4時頃
そちらに着いているようなんだけど!」
どうやら伝票をよく見ずにいたようで、
「すみませんでした。これからお届けに伺います。」
トラックではなく、自家用車での配達でした。


今回、無事に行ってくることができたのは、皆さんからいただいたアドバイスのおかげです。
本当にありがとうございました。


最後までご覧いただきありがとうございました。

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