2001年11月4日決勝

前日同様に、午前2時半起床、3時出発。富士まで約130kmのドライブが再びスタート。
きょうは、ALFA156 2.5 V6に乗る弟も同行。
到着後、場所取のためパドック内を歩いていると、偶然S氏と遇ったので最初のピットインの予
定周回数を聞いてみました。これで、きょうの撮影スケジュールがほぼ決まり期待が膨らみま
す。
フリー走行を撮影していると、早々にALFA156の姿が無くなり不安に・・・。

ピットウォークの時間です。
昨日と同様にキャンギャル、レースクィーンの写真を撮りまくり、選手にサインをもらいました。
レースで撮影した写真にサインを書いてもらいました。
そうそう、砂子塾長がサインを書きながら、「おっ、この写真、来年のカレンダーか年賀状に使
いたいな!」と言ってくれ「じゃー、後程」ということでしたが、その後一切連絡なし、まぁ当然で
すが、そう言ってくれたことが非常に嬉しかったですね。BMWの牧口選手(オーナー)も「おー
っ!この写真イイネ!」と・・・。お世辞かもしれませんが自信付きますね。
さてさて、ALFA156のピットが慌しい・・・。大丈夫なのかな・・・?と思いながらも、ALFA156のキ
ャンギャルを撮り続けました。

向かえた決勝は天気も良くなり絶好のレース日和。予定通り8:20フリー走行、順調にスタート
が切れるかな?と思いきや・・・神様はまたやってくれました。なんと56号車のミッションケース
が割れるという事態に・・・昨日ミッションを降ろして点検した時は異常がなかったのに・・・スペ
アのミッションが今回は無く。新品のケースに組換えの作業となってしまいました。ミッションを
降ろしばらしてみると、なんとリングギヤをとめているネジが緩んでいるではないですか。その
中の1本が折れた事が原因のようです。その状況を考えると65号車にも起こるトラブルと判断
し65号車もミッションを降ろし点検することに・・・いや〜降ろしてビックリ!!同じくネジが緩ん
でおりました。このまま走らなくて良かった・・・一安心。っていうのはウソ・・・スタート時間が迫っ
ていました。立山さんの激が飛ぶ、ピットウォークの時間でピット作業を見れるのはALFAだ
け?っていう噂が・・・ないない!時間内に作業も終わりグリッドへいよいよ本番です。

なるほど、ミッショントラブルだったのですか・・・?
間に合って良かった。

 

12時ローリングスタート。両アルファもきれいにスタートをきれたようです。ピットの中も一安
心・・・・・・・。
 
しかしFUJIという高速サーキットと絶好のお天気で思わぬ事態が・・・サスペンションの改良で
コーナリングスピードが上がり最高速も高いサーキットが災いし、65号車の左前輪がバース
ト、コースアウトし車にダメージが・・・急遽ピットイン、タイヤ交換と給油らしい・・・慌ててヘルメ
ットをかぶりバタバタと準備をする。給油の体制で待機しているとフロントにダメージを受けたA
LFAがするするとピットへ、停車と同時に給油作業へ。クイックチャージの給油口をさす。ガソ
リンがドーーーーーーっとタンクへ流れ込む?・・・ガソリンがきてないジャン!見るとコックが開
いていない、慌ててコックが開いていないことをアピール、気付いた立山さんがコックを開けてく
れた。タイムロス・・・後は大丈夫だろうね〜?

朝、S氏に聞いた最初のピットインに近づいてきたので、ピット上に移動。
今回撮ってみたかった写真が撮れるチャンスがやってきました。

もう少しピットウォール寄りに車が走ってくれていればよかったのですが・・・。
しばらく、ピット上で観戦(撮影)。


このタイヤトラブルでヨコハマタイヤの方達も大慌て、立山さんを交え打ち合わせ。65号車の
バーストで56号車も早めのピットイン、これもイレギュラーだったので慌てて準備・・・・・今回は
なんかちぐはぐになっており56号車でもやってくれました。コックが開いていない。結局、給油
できずタイヤ交換のみで再スタート。




今度は予定通りのピットイン、停車と同時に給油!今度は上手くいった?と思いきや、給油が
終わり給油装置を抜くとなんと入り口側の口が戻っておらず、ガソリンをぶちまけてしまいまし
た。幸いにもコック担当者がすぐにコックを閉めたのと、発火しなかったことで大事にはいたり
ませんでした。いや〜驚きましたよ給油口からガソリンがドバーーーっと出てきたので、F1の
火災を思い出しました。後になって怖さがきましたね〜。

ピット上での撮影を終え、ヘアピンに行って撮影を続行。
あれれ、56号車の様子が変だぞ・・・。シフトアップ、ダウン時の音がさっきまでと違うぞ・・・。
すごく丁寧に扱っているよう・・・、完走してくれ!と祈るガレ・ちん。

ドライバーも鈴木利男選手と交代し、ゴールを目指す。しかし、また出ましたミッショントラブル、
ギヤの入りが悪くなってきた・・・・・・もつかな?

 

 
序盤のクラシュで痛々しい姿の65号車↑

70週目、65号車が突然のピットイン、見るからにダメージを受けていました。停車後チーム監
督(65号車)の浅田さんがボンネットを開ける。エンジンルームを見るなり×のサイン。リタイヤ
となりピット奥に入れられました。降りてきた道崎選手は落胆しがっくりと肩を落としていまし
た。クラッシュの状況を報告しピット裏のテントに入っていきました。私は「えっ?」っという気持
ちで何も考えることができませんでしたが、まだ56号車が走っているので、気を取り戻して残り
のレースを見守っていました。

 

 

 



午後4時夕日を浴びるころ待ちに待ったゴールの瞬間、それぞれのチームもコース脇に集まり
ゴールしてくる車両に拍手を贈ってむかえていました。もちろん私達も夕日に染まった真紅の
ALFA ROMEO 156を拍手で迎えスタッフ全員、握手でそれぞれの活躍をたたえあってい
ました。結果はクラス6位で前戦SUGOに続きポイントゲットできました。

私は思うのですが、耐久レースって優勝が目的ですが、ゴール後に順位は関係無く皆で喜べ
るレースなのかなと?

ALFAにとっては、満足のいく1年でだったと思います。応援してくださいましたALFAファンの
皆様ありがとうございました。
優勝を争えるALFAだったら堂々と「ガンバレ!ALFA」とアピールできたのでしょうがそういう
レベルにあらず影ながら応援なさっていたと思います。本当にありがとうございました。

午後3時頃から、56号車の順位はもちろんですが、BMWユーザーのガレ・ちんはWAKO'S 
BMW M3の順位も気になります。総合でも4〜6番手を走っていたからです。

さてさて、ゴール後S氏に挨拶をして帰宅しようと思い、ピットまで行ったのですが、皆さん非常
に忙しそうだったので、挨拶もせずに帰宅してしいました。

数日後、現像から上がってきたポジをチェックし、スキャニング。う〜んイマイチだな・・・。
と思いながらも、データをCDに焼いて、S氏に送りました。
さらに数日後、参戦記を更新したと連絡をもらい、早速拝見、イマイチ納得いかない写真でし
たが、参戦記で文章と一緒になると「結構いいじゃん!」って自己満足に浸ったのでした。
早速、友人・知人に「絶対見てね!」と報告。
感想のメールもたくさんいただきました。また、知人経由でとあるレース関係者からも「うちのレ
ースの模様も撮影してみないか?」といった物もありました。

「昔S耐156整備士」さんへ、
このような素人の写真を採用くださいましてありがとうございました。
これからも、たくさん写真撮って(練習)して感動を与えられるような作品を作っていきたいと思
います。

それでは、2001年の最終第8戦 FUJI SUPER TECの写真をご覧ください。
ALFA以外の車両も用意しました。また、当観戦記内の写真のサイズを拡大してみました。
大きいサイズでお楽しみください。


2001 FUJI SUPER TEC フォトアルバム
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