2008 Formula NIPPON ROUND 6 TWINRING MOTEGI

8月10日(日)ツインリンクもてぎで開催された2008 Formula NIPPON 第6戦を撮影(観戦)に行ってきましたので、プラ
イベートカメラン奮闘記の第2回目としてレポートしたいと思います。今回も仕事の都合で決勝のみの撮影(観戦)にな
ってしまいました。レース結果、レースの詳細レポートはFormula NIPPONの公式サイトなどでご覧ください。

気になる天気
レースの一週間前の週間天気予報では、晴れ時々曇りで晴れマークが多かったのに、週の半ばになると、予報は曇り
に・・・。宇都宮って突然の雷雨で有名らしいし、なんといっても雨男なので心配です。

FN観戦必需品
Formula NIPPONの観戦にあると便利なのがワンセグチューナー内蔵の携帯電話やワンセグ対応プレーヤーです。
まだ、実験放送なのですが、レース映像と場内実況等のサーキットビジョンに映し出されている映像を携帯端末に提供
するサービスがあります。視聴エリアは、メインスタンドやパドックとそれらの周辺のみなのが残念です。



FCJの実況中継。


食事中に視聴してみました。
ちなみ、私が使っているのは、東芝のgigabeat V30E HDD AUDIO PLAYERです。
道中の車内では、純正カーステの外部入力端子に接続して音楽(MP3)を楽しんでいます。
レース撮影中は、視聴エリア外ということもあり、FMラジオを利用しています。

お勧め撮影ポイント
ツインリンクもてぎでの私のお気に入りの撮影ポイントは、S字カーブ、ヘアピン(立ち上がり)、90度コーナー(Z席)の
3ヶ所です。
90度コーナー(Z席)は、レースによっては有料の指定席になってしまうことがあり、撮影できないことがあるのが残念
です。
Formula NIPPONの場合S字カーブ、ヘアピン共に、スピード感を演出するために1/800秒を目安にしてそれより遅いシ
ャッター速度を利用します。1/250より遅いシャッター速度での流し撮りを上手く決められるようになりたいですね。

今回撮影した場所&お気に入り撮影場所。
今回は撮影できなかったけど、お気に入りの撮影場所。

S字カーブ
S字カーブでは、11番ポスト付近からマルチコースへ抜けるトンネルの付近まで色々なアングルで撮影が可能です。雑
草が刈り取られていれば、しゃがみ込んでのローアングルも可能です。土手(観客席)に登って俯瞰で狙うことも可能で
す。個人的には11番ポスト付近のローアングルが気に入っています。今回は、マルチコースへ抜けるトンネルの付近
で撮影してみました。
 

 
S字カーブはご存知のように、車のセッティングが決まっているか否か、ドライバーの技量がはっきりと分かるコーナー
です。派手なバトルはあまりありませんが、スピン等が多く決定的瞬間が撮れることもあります。(2007年のJLMCにて)


ヘアピンカーブ(立ち上がり)
ヘアピンの進入(ブレーキング)、コーナリング中、クリッピングポイント以降の加速状態を撮影できます。
タイヤの磨耗状態によっては、ブレーキングでタイヤスモークがあがったり、コーナリング中にテールスライドしたりする
シーンが撮影できます。バトル中のパッシングはあまり期待できませんが、ここで離されてしまうと、パッシングポイント
である90度コーナーに影響してしまうので、バトルシーンも比較的多く撮影できるポイントです。
 

 



90度コーナー
ツインリンクもてぎ最大のパッシングポイント。ダウンヒルストレートで最高速を出した直後にフルブレーキングして90°
コーナーに進入。バトルシーン、挙動を乱す車輌、ブレーキディスクが赤く焼けているシーンが撮影できます。

今回90度コーナーでの撮影が出来なかったので、他のレースでの作例を紹介します。

90度コーナー進入時のブレーキング。(ブレーキディスクが赤く焼けているシーン)2007年S耐にて。


90度コーナーのイン側の奪い合い。2007年S耐にて


90度コーナー進入のバックショット。2007年JLMCにて。

ツインリンクもてぎでの行動パターン
朝4時、自宅を出発。
ツインリンクもてぎまでは、埼玉県内の県道を利用して東北道の加須ICへ、東北道、北関東道を利用して宇都宮上三
川ICへ、新4号バイパス、R123、県道69号線を利用しています。途中、佐野SAで休憩をしても、2時間半ちょっとで到
着です。富士スピードウェイまでのルートと違い、通行料金が安い!ETCの各種割引で更にお得に。

撮影に一番適している駐車場はココ!
ツインリンクもてぎでも、朝のフリー走行撮影、ピットウォーク、昼食、決勝レースの撮影とアレコレ楽しんでしまいたいと
いうことで、富士スピードウェイ同様に駐車場選びは非常に重要です。
撮影に一番適している駐車場は間違いなくS字、V字、ヘアピン進入(P9、P10、P11)のロードコースサイド駐車場だ
と思いますが、前売り駐車券は早々に完売ですし、なんといっても高い!東エントランス手前のP7駐車場がお気に入り
駐車場だったのですが、以前から有料の指定駐車場になることが多かったですし、今年からは、らくらく観戦駐車券が
必要な指定駐車場になることが殆どです。こちらも前売り駐車券は早々に完売、料金が高い!ということで、現在のお
気に入り駐車場は、P8駐車場です。P8もレースによっては指定駐車場になることがあるようです。一般の駐車場に駐
車して無料の場内シャトルバスを利用するのが、ツインリンクもてぎでの節約術ではないでしょうか。
ということで、P8に直行!撮影機材を準備して東エントランスに・・・。

メインカメラと500mm望遠レンズを一脚に付けた状態でかつぎ、サブカメラを首から提げ、脚立と折りたたみ椅子を持
って、リュックには、飲み物等を、ウエストポーチには、カメラの予備バッテリーや記録メディアを入れています。

今回の撮影機材
メインカメラ: EOS-1D MkV + EF500 F4 L IS USM 
サブカメラ:EOS40D+ EF100-400 F4.5-5.6 L IS USM 

P8から東エントランスまでは、徒歩で3分程度。

ゲートオープン10分前。たまに薄日が差すものの、厚い雲が次から次へと流れていきます。
ホント雨が心配です。

P8駐車場から中央エントランスまでは徒歩で5、6分です。P8の目の前にあるホンダコレクションホールからは、中央
エントランス行きの無料シャトルバスが出ています。
中央エントランスではなく、東エントランスを利用するのは、コースサイドを循環する無料の場内ループバス(Cルート)
の停留所があるからです。




入場したら、バスに乗車。朝のフリー走行の撮影場所であるS字カーブに向かいます。P10停留所で下車。

朝のフリー走行
S時カーブのマルチコースへ抜けるトンネルの付近で撮影。
雲が厚く、撮影条件も厳しい状態です。
朝のフリー走行では、作品作りではなく、決勝レースに向けた撮影練習を主な目的としています。
S耐、GT等のハコ物を中心に撮影しているので、Formula NIPPONのスピードに慣れることからスタート。さらにFormula
の場合、ヘルメットにピントが合っていなければならないということで、そちらの練習も行ないます。








フリー走行終了。
場内ループバス(Cルート)に乗車して東エントランスに戻り、P8駐車場に。
ピ ットウォーク向けの身軽な撮影機材にチェンジしてピットウォークへ。
徒歩で中央エントランスに。

画像では分かりにくいのですが、空には厚い雲が・・・。

ピットウォーク
ピットウォークでの撮影機材は、
EOS-1D MkV + EF24-105 F4 L IS USM + 550EX(ストロボ)

Formula NIPPONのピットウォークもS耐同様にSUPER GTのピットウォークと比較すると空いています。身動きはとりや
すのですが、参戦チーム数が少ない=レースクィーンもその分少ないということで、レースクィーンの回りにはカメラマン
がいっぱい。そんなわけで今回のRQ撮影は数枚のみでした。RQ撮影専門ではないけどちょっと残念。

    

MOTOR STATIONさんといえば、本山哲選手と関係が深いですよね。
ということで、ピットウォーク中のTeam LeMansの様子を撮影してみました。

サインを求めるファンで長蛇の列。


サイン中


貫禄たっぷり余裕の表情。






決勝に向けての最終調整。


こちらは、近藤レーシングのピット。
リアウィングをカバーで覆っていますね、どんな秘密が隠されているのでしょうか?


あれ〜、雲がますます厚くなっていく。ホントに雨は大丈夫?
さぁ、昼食は何にしようかな?


ツインリンクもてぎの美味しい物(昼食編)
ツインリンクもてぎ名物といえば、数年前までは、牛ステーキ串って思っていました。出店軒数も多く、店によって肉の部
位やタレに違いがありました。最近では、富士スピードウェイやお祭り(縁日)の露店でも牛ステーキ串を見かけるよう
になりましたし、最近出店軒数が減ったような気がします。それに、正直空腹を満たすまでには至りません。
新たなツインリンクもてぎ名物として注目しているのが、宇都宮餃子、ターキーレッグ、鮎の塩焼きです。観戦のお供に
はもってこいのアイテムだと思いますが、残念ながら食事として満腹を得られるかは少々疑問です。
そこで、最近よく利用するのが、中央エントランスにあるアメリカンスタイルのステーキ&バーガーショップ「ブリックヤー
ド」です。
お気に入りのメニューは、オーバルてりやきチキンバーガー(800円)。今回もこれにしようと思っていたのですが、レジ
前のメニューを見て急遽変更。レギュラーメニューではないのですが、シュープリーム200バーガー(1,100円)に決定。



ビーフ100%ハンバーグ(200g)ボリューム満点!
左のくるくるとカールしているのはフライドポテト。


午後の決勝撮影に向けて腹ごしらえ。
う〜ん、満腹!
決勝レース撮影機材にチェンジのため一旦P8駐車場に。

決勝レース
決勝レースは、第1レース、第2レースもヘアピンにて撮影。
東エントランスから場内ループバス(Cルート)を利用しました。
おっ!ようやく真夏の日差しが・・・。しかし長続きはせず再び曇天に。

第1レースは、34周で争われます。


スタート後しばらくは、松田選手が2番手以下を大きく突き放し独走態勢に。


5番グリッドからスタートでイッキに2番手まで浮上した金石年弘選手(SG 5ZIGEN)と、ロイック・デュバル選手(PIAA 
NAKAJIMA)の2位争い。7周目にロイック・デュバル選手が2番手に浮上。

 

 

15周目に伊沢選手と平手選手が接触したことでセーフティカー導入。
20周目レース再開。
松田選手とロイック・デュバル選手のトップ争いが一層激しく。
面白くなってきましたよ。

タイヤの磨耗が心配。カメラのファインダーを通してもタイヤの磨耗が進んでいるのが分かります。
右側のタイヤは、かなり傷んでいますね。

.
27周目、この次の90度コーナーで松田選手を仕留める。

 

他のバトルに注目してみると、セーフティーカー導入中にピットインしてタイヤ交換をした本山選手が周回を重ねるごと
に順位を上げてきています。



第2レースのポールポジション争いです。
残念ながら、本山選手は9位でゴール。




第1レース終了後に運ばれる平手選手の車輌。

第1レースと第2レースの間にF3第14戦が行なわれました。
F3の撮影は、ほんの数枚のみで観戦に集中。Formula NIPPONのスピードにようやく慣れてきたところなので、F3でス
ピード感等リズムが狂ってしまいそうです。(まだまだ未熟者な証・・・。)
 

 

第2レースは第1レースで撮影していた場所から10メートルくらい90度コーナーよりに移動して撮影です。
再び真夏の日差し。
 
スタートをミスった土屋選手に変わり荒選手がトップに。






1/160秒での流し撮り。今回のベストショット。



 




周回数が23周ということで第1レースよりもバトルが多くシャッターを押す回数も増えます。

 

 

 
こうやって見てみるとコーナーリング中の首の向きというか傾け方が選手によって違うんですねぇ。
立川選手の首の向きが他の選手と大きく異なることを発見。

第2レースでは、ゴールまで太陽が雲に覆われることがなく、夏の日差し下撮影ができました。
やっぱ太陽の日差しの下で撮影したものって発色がキレイですね。

朝から曇天で気温も30℃以下と低く、熱中症等の心配は低く過ごしやすかったのですが、やっぱ朝から晴天下で撮影
したかったですね・・・。次回のレースではどうか晴れますように。

Formula NIPPONの魅力
魅力は、やはり音とスピードではないでしょうか。他のレース以上にガチンコ勝負感があるのも魅力だと思っています。
パドルシフトの導入、2レース制の導入でバトルが増えたのも魅力の一つですよね。
私は、2レース制=スプリントレースということで、昔のJTCCのような超接近戦バトルを想像し期待していました。
しかし、撮影していた場所は、パッシングポイントではないので、思ったよりバトルが少なかったのがちょっと残念です。
空力を頼りに走るFormulaの場合、ダウンフォース不足等空力バランスの乱れが懸念されるということで、接近戦バトル
は、あまり期待できないと聞いたことがあります。実況放送でも同じ内容のことが話題になっていました。
しかし、選手権ポイントのこと考えるとバトルは多くなるんじゃないかなぁと、期待したのですが・・・。確かに以前よりは
バトルは増えているんですけどね。期待し過ぎちゃいましたかねぇ・・・。

帰り道の美味しい物
帰りも同じルートを利用します。宇都宮市内に行って宇都宮餃子でも食べて帰ろうかなと思うのですが、市内は、混雑し
ていることが多いですし、遠回り。美味しいお店に巡り合えれば良いのですが・・・。
ルート上でお気に入りの美味しい物は、佐野SAの佐野ラーメンです。



佐野ラーメンセット(800円)2008年当時の価格です。
佐野ラーメンと小チャーハン(ソバ飯?)のセットです。
佐野ラーメン単品だと600円です。2008年当時の価格です。


スープは、鶏ガラと魚系(?)のあっさり醤油味。
麺は、太めの平麺(やや縮れ系?)。もちもち食感です。


チャーシューは2枚入っています。

ラーメン評論家ではないので上手く説明できませんが、決してラーメンブームの流行ラーメンではありません。ラーメン
の基本形とでも言いましょうか・・・。サービスエリアのラーメンとしては上出来だと思います。ハズレのチェーン店系ラー
メンよりずっと美味しいと思います。うどんやカレー等のSAでお馴染のメニューももちろんありますが、佐野ラーメンを
注文している人が殆どのような気がします。特に夕食時間帯に観光バスが到着すると、佐野ラーメンを求める人で行列
になります。ということは、美味しい証拠ですね。

帰り道の美味しい物(?)番外編
ツインリンクもてぎを出て、道の駅もてぎを過ぎると真岡鉄道と並走する区間があります。R123と県道69号線が分か
れる踏み切りがある交差点のちょっと手前に真岡鉄道の天矢場駅(無人駅)があります。駅の施設ではないのですが、
駅の裏手(R123沿い)に自販機コーナーがあるんですよ。アキバで有名になったおでん缶、ラーメン缶を扱った自販機
を発見。全国的にブームになっているのでしょうか?

筑前煮、肉じゃが、うどん缶もあるんですね。冷やしラーメンもあるんですね〜。

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