OeBB 1116 264-1 "ROTES KREUZ"制作記

◆制作のきっかけ
2005年秋に実車が登場したのと同時に作ってみたくなり資料を集めはじめました。
しかし、デカール作成に使えるような資料が乏しいのと、小さい斑点状の赤十字の表現方法で
悩み、長期戦として考えていました。
すると、常連のさくぞうさんが、RocoのHOを購入したと連絡があり、更にNでの制作を開始し、
デカールの制作依頼があったのです。これは、チャンス!と思い他の改造を中断してガレ・ち
んも制作に入りました。
さくぞうさん資料提供ありがとうございました。

◆ベース車輌

MINI TRIX 品番 12764 1116 101-5 なぜか、”おでこ”までグレーに塗られている2005年度
限定品を利用しました。

◆分解
屋根機器(碍子)の取り外しに要注意です。(接着ではなく圧入されているのですが、かなりき
つめです。)側面ガラスの取り外しも要注意です。

◆塗装剥離
今回、RM MODELSで話題になった、”IPA”ガソリンタンクの水抜き剤を使ってみました。
密閉できる容器にボディーを入れ、ボディに浸るまでIPAを入れます。かなりキツイ臭いなので
換気は、充分に行いましょう。
RM MODELSの記事によると、剥離に要する時間は、1週間〜4週間くらいということでしたの
で、毎日観察してみました。画像は用意していませんが・・・

1日経過:塗装表面が水ぶくれ状になってきた。ブラシでこすってみたがまだ剥がれない。
3日経過:ブラシでこすってみたら、ボディ表面から一部だが塗膜がペロンと剥がれた。シンナ
ーやリムーバーのように溶けていくのかと思っていた・・・。
1週間経過:かなり剥がれたが、まだまだ。
2週間経過:ブラシでこすって完全に剥がれた。

その後、中性洗剤での洗浄を行い自然乾燥を行いました。


シンナーやリムーバーは、ボディ表面がただれてしまうことがあったのですが、IPAは、問題な
さそうです。時間がかかるのが難点ですね。

◆塗装
白→赤→銀の順で塗装する予定でしたが、赤帯や前面の赤十字のマスキングが難しそうなの
で赤で塗装する予定だった部分は、全てデカールで表現することにしました。
小さい斑点状の赤十字は、当初さくぞうさんのように極細ペンで行う予定でしたが、試作の結
果デカールで行うことに決定。

白:#1ホワイト  銀:#8シルバー (いずれもMr.COLOR)
屋根やバッファー周りのグレー:ニュートラルグレー+ジャーマングレー+黒+ブラウンFS30219で
調色(比率不明) 全てエアブラシによる塗装です。


白とシルバーを塗った状態。
この塗り分けは失敗だった・・・。詳細は後ほど。

◆デカール作成/貼付
さくぞうさんからの資料(HO車輌)をデジカメで撮影、編集を行いMDプリンターで印刷。


マークセッター(デカール用接着剤)とマークソフターを併用します。
マークセッターを使うことで貼付後のクリアー(水性)塗装工程を省略できます。

デカール貼付後手摺等をペイントマーカーで塗ります。

◆完成
ジャーン完成です。じっくりご覧ください。











下地が透けてしまい赤帯の色が白側と銀側で違ってしまった。残念!
マスキングを簡略化したツケが・・・。

 

 

 


デカールで再現した斑点状の赤十字。若干大きさにバラツキがあるのが残念。
実は、位置や数もちょっとアレンジしています。
ひとつひとつチマチマ貼ったわけではなく、いくつかのエリアに分けてデカールを作りました。


◆おまけ





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