FLEISCHMANN Re4/4U改造記

FLEISCHMANNから製品化されているSBB Re4/4Uですが、走行性能は安定していて力強く
好感が持てるのですが、なんだか不細工で実車のイメージと違うんですよね・・・。


観察してみると・・・、
@ボディー幅が広い。(モーターの大きさに合わせてしまったため。)
A前面ガラスが小さくて位置が高い。”おでこ”が狭い。
B前面ガラスとパノラミックウィンドウとの間のピラーが無い。
Cボディー肩のRが小さい。
Dパンタグラフの取り付け位置が高い。
E正面の紋章が小さい
といったところが不細工の原因でしょう・・・。

購入時からなんとかしたいと思っていましたが、どうすることもできず・・・。
ボディー幅がKATOのRe6/6に近ければ前面のみ移植しようと思ったのですが、KATOのRe6/6
より約1mmも幅が広いんですよ。

そんな中FLEISCHMANNからSBB CargoのRe421が発売されたのが2005年(だったかな?)。
製品を見るなり「おっ!パンタ回りがスッキリしたぞっ!よしっ、このパンタグラフを移植しよ
う!」ということで、パンタグラフと関連部品を発注。しかし、1年経ち2年経ち・・・入荷する気配
が無く、別の模型店に発注したのが、2008年1月。4月半ばに入荷しました。


FLEISCHMANN 品番677020
念のため2両分(4個)購入。

早速、移植開始・・・。
分解してパンタを取り付けようとしたところ。
おっ?ガ〜ン!
パンタの取り付けネジ位置が違うじゃん!パンタ碍子の取り付け位置も違うじゃん!

画像提供:NaOさん
パンタグラフは、恐らくSommerfeldt社製。なんとRe421のボディーは最新のパンタグラフの取り
付け位置に合うように改修されてしまっていたのです。ということは、Re4/4Uの次回再生産品
はRe421と同じ部品構成になるってことでしょうか・・・。
簡単お気軽グレードアップ(単なる部品の交換)ではなくなってしまいました。
さぁ、どうしよう。部品を返品するわけにもいかず再検討。

パンタ回りをカッコよくしたいというのが今回の改造の意図なので、Re4/4Uのパンタシューと
Re421のパンターシューを入れ替えてみました。パンタシューを入れ替えただけでも雰囲気は
向上。これでパンタが低ければなぁ〜ということで・・・。

の部分にあった台座を切断してみました。
この状態でパンタグラフを仮止めしてみると、イイ感じ。
ネジが通る穴をΦ2.1に広げます。屋根配線とパンタが干渉するので部で切断。
屋根配線が前後方向に動いてしまうので、瞬間接着剤を碍子の中にチョン付けして固定。
ネジを元の寸法から約1/3の長さにしないとパンタを取り付けることができません。
パンタを上げ下げできるかを確認しながら長さを詰めていきます。


こんな感じになります。
パンタ碍子は元のパンタ台座から切断して車体中央寄り部のみ取り付け。(部。)

前面ガラスとパノラミックウィンドウとの間のピラーをどうするか・・・。実車写真をみるとTRIXや
KATOのピラーは太すぎるようです。前面ガラスのすぐ隣にパノラミックウィンドウがあるという
状態。
パテ盛りにてピラーを再現してみましたが、さらに不細工な顔になってしまったので、今回は、
パノラミックウィンドウのフチをシルバーから黒にタッチアップ。ピラー部に赤(シャインレッド)を
塗って完了としました。ついでにヘッドライト枠(淵)に黒をタッチアップしました。

どうでしょうか?
少しは見栄えが向上したんじゃないかなぁ〜って思っていますが・・・。



 
改造前(左)と改造後(右)



 
実車の世界では、Re460の勢力が拡大していますが、まだまだ主力であるRe4/4Uですので、
Nゲージでも完成度の高いRe4/4Uを製品化して欲しいものです・・・。

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