◆小改造のきっかけ
KATOから発売が決定したクラス66がきっかけで貨車も購入しはじめました。(クラス66は、
HGK DE66を購入済み。)
所有している機関車で貨物列車の牽引も行なう物がいくつかありますが、その中でBR232シリ
ーズが他の機関車と比較して見劣りする部分や気にいらない部分があったので、グレードアッ プを行なうことにしました。
BRAWA 品番N1413 BR232/BR234/BR232 (DR) 3両セットを2004年に購入しました。3両
セットといっても動力車は、ミントグリーンのBR234のみで残り2両は、動力無し、ライト無しとい う製品でした。
1990年代末期の製品なので、カプラーポケットがNEM355仕様になっていなかったり、個人的に
とても好きなVerkehrsrot色が無いなど、購入しようか迷ったのですが、在庫処分特価品で安か ったので購入しました・・・。
◆プロフィカプラー化改造
当初はRoco品番20031+FLEISCHMANN品番9570プロフィカプラーを利用して無理やりプロフ
ィカプラー化していました。
カプラーポケットのスプリングの入るツノを切断して、Roco品番20031+FLEISCHMANN品番
9570プロフィカプラーを挿入。しかし、カプラーが下に垂れ下がってしまうので、元々入っていた スプリングを半分に切断して挿入しました。(←部)
車輌本体からカプラーが出すぎで見栄えが悪いし、ARNOLDカプラーに戻すことも出来ない等
問題も多く、改善案を練っていました。
2005年に発売になった品番61001 BR233がNEM355カプラーソケット仕様になっていることを知
り、台車/ギヤケースを国内のBRAWA代理店に注文しました。
先端のNEM355カプラーソケット部のみの購入でもよいと思うのですが、後述のBR233への組
み換えにも使うので台車/ギヤケース一式を購入しました。
製品に付属している車輌組み立て図を見ながら分解し、部品を組み替えて再度組み立ててい
くだけなのでとても簡単です。
BR232/234(DB AG)の台車の成型色は、やや茶色がかっています。それに対して購入した
BR233の台車の成型色は黒ですので、元の台車からギヤケースを外し、購入した台車のギヤ ケースとNEM355カプラーソケットを移植しました。
台車の色を気にしないのであれば、そのまま全交換がラクチンです。
◆Verkehrsrot色化
製品にVerkehrsrot色が含まれていないので、DR仕様のボディーをVerkehrsrot色に塗り替える
予定でいましたが、BR233(Verkehrsrot色)のボディー(ガラスやレンズ他上回り一式のASSY) 価格が3000円チョットいうことを知り、塗り替えの手間を考えれば非常に安いし、BR232/234と 形態の違う車輌が手に入るということで、先述の台車と一緒にボディーも購入しました。
BR232/234(DB AG)のフレーム (frame with battery box)の成型色は先述の台車同様に、や
や茶色がかっているので、黒で成型されているフレーム (frame with battery box)も購入しまし た。
部品の組み換えを行なうわけですが、DB AG好き、Verkehrsrot色好きなので、動力車であるミ
ントグリーンのBR234と組み替えを行ない、BR233を動力車とし、BR234を動力無しとしました。 BR233に部品を譲る関係でBR234はDRの232と部品を組み替えました。なのでDRの232は、廃 車となりました。(ボディや、台車は残っているので他の部品を少しずつ購入して復活させる案も・・・。)
◆モーターの換装
ご存知の方もいるかもしれませんが、BRAWA (LIFELIKE)のアメリカ型DLって、KATOのアメリ
カ型DLのコピー品といってもいいほど、メカ構造がそっくりなんですよね。当然モーターもそっく りです。
KATO GM-5モーターの購入
以前のKATOのカタログには、GM-5モーターが掲載されていましたが、現行のカタログには掲
載されていません。近所の模型店に問い合わせしてみたところ、日数がかかりましたがなんと か購入できました。品番11-501 GM-5モーター 1,050円。
製品に付属している車輌組み立て図を見ながら分解します。
BRAWAモーターからゴムチューブと六角ジョイント(Universal Cardan Shaft)を抜き取り、
KATO GM-5モーターに差込みます。
GM-5モーターのブラシ部から飛び出ているシューを根元から切断(下図→部)します。
白く塗られているマグネットを上にして(下図→部)組み立てます。間違える逆走します。
ご覧のようにジャストフィット!なのですが、ブラシ部の形状が違うのでプリント基板から出てい
るモーターとの接触用のシューをはめ込むことができません。メインフレームに接触しないよう に注意しながら、GM-5モーターに接触するように折曲げます。
この状態で、走行チェックを行ないます。
さすがKATO GM-5モーター!フライホイール無し/ゴムチューブジョイント仕様なのに低速から
高速まで非常にスムーズで安定しています。
チェックが終わったらボディー他上回りを組み付け、再度走行チェック。
今までのギクシャクとした走から一転し超満足!運転する機会が増えそうです。
◆形態の違い 当然ですが、ガレ・ちんが改造/再現したわけではありませんが・・・。
BR232/234とBR233の違いをちゃんと造り分けてあり好感がもてます。メーカーの意気込みを
感じます。
◆改造後記
ご覧のように今回は、部品を購入して組み換えるだけのお気軽小改造でした。しかも安価で
満足いく内容でした。
特にKATO GM-5モーターに換装したのは大正解で効果も絶大。モーターが入手できれば簡単
に交換ができるので、走行性能に不満を持っている方は、是非チャレンジしてみてください。
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